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絵を描いたり雑記を書いたり

劇場版SAO オーディナル・スケールが超面白かった!1万字感想文

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はじめに

どうもこんにちわ。

最近レインボーシックスシージと言うゲームをプレイしていて死にまくりなひいらぎです。SAOのジャンルがFPSじゃなくてよかった本当に。

 

という訳で劇場版ソードアート・オンライン -オーディナル・スケール- を観てきました。映画館から帰宅してこの記事をチマチマ書き始め…気づいたら1週間。一生分の横文字を使って書いた超個人的な感想文、よければ御覧ください。

 

 

 

 

 

そもそもソードアート・オンラインとは?

原作はオンライン小説から商業作品となったライトノベル。

 

「ゲーム内で死んだら現実の自分も死ぬ」と言うとんでもない仕様のクソゲー「ソードアート・オンライン」(通称SAO)の中で闘うゲーマーたちの冒険譚です。

 

その取っ付き易い題材から現在までコミック化・アニメ化・ゲーム化と言ったメディア展開無双がされており、2017年2月ついに劇場版アニメ作品の公開と相成ったのでありました。

 

 

ソードアート・オンラインの簡単なあらすじ

SAOはPSVR的な専用のマシンを使うことで仮想世界に脳内トリップするVR(仮想現実)ゲームであり、主人公であるキリト君は発売日初日に購入しゲーム内にログイン。

一通りチュートリアルやフレンド申請も終えてさてログアウトすっかと思ったら…
ログアウトできないではないか!

すると開発者である茅場晶彦のアバターから「このゲーム、クリアするまでログアウト出来ないから。ついでにモンスターやプレイヤーに殺されたらVRマシンから電磁波が出て脳を焼かれて死ぬんで。頑張ってね。」と告げられる全てのプレイヤーたち。

 

普段スマホゲーの運営に罵詈雑言メッセを送るユーザーは戦慄し、すぐにお詫びの長文メッセを打ち込み始める。その事実にドン引きし自殺したり、頑張って攻略するもやっぱり死んだりしながらプレイヤーたちはクリアを目指し仮想世界で奮闘していく。

 

キリト君は道中で美人剣士アスナさんと恋仲になったり、ついでに魔物使いの美少女シリカや武器職人のリズベットと言ったサブヒロインたちのハートを盗んでいく。彼はMMORPG廃人であると同時にギャルゲーマスターでもあったのだ。


SAO内で村八分はガチで死を招くので、ひんしゅくを買わないためにも赤い髪のクライン、色黒ハゲのエギルおじさんなどちゃんと男の仲間も作るコミュ上手なキリトくん。

何だかんだあって仲間たちとともにSAOをクリアに導いたキリト君は「黒の剣士」と呼ばれ、その筋では英雄となる。格闘ゲームに詳しい読者は、いわゆる梅原大吾さんだと思ってもらえればいいでしょう。

 

ゲームクリアまでに4000人もの死者を出したこの騒動は後に「SAO事件」と呼ばれた。実は「脳を焼く」と言う最悪の不具合があったVRマシン「ナーヴギア」は回収&販売停止処分を受け、会社は倒産(当たり前だぁ!)以降VRゲームでは「アミュスフィア」と呼ばれる後継機が使われることとなる。

 

SAO事件の後、現実世界で総務省の人間とつながりを持つという謎の権力GETをしたキリト君は、オンラインゲームの揉め事などを解消していく便利屋ポジションに抜擢される。

 

空飛ぶ妖精さんになれるゲーム「アルヴヘイム・オンライン:通称ALO」では妹と協力プレイしたり、銃をバンバン撃ち合うゲーム「ガンゲイル・オンライン:通称GGO」ではシノンと呼ばれる美少女を落とし、独自のハーレムを形成しつつオンラインVRゲームで無双していく。

 

ゲームオーバー=肉体の死と言う難易度鬼ベリーハードなゲームをプレイしてきた廃人キリト君。彼の残した「死んでもいいゲームなんてヌルすぎるぜ」と言う言葉は伝説的名言となっている。

 

 

 

劇場版ソードアート・オンライン オーディナルスケール

今作の劇場版は原作者川原礫氏の新作書き下ろしのストーリーとなっており、舞台はVRからAR(拡張現実)へと移る。

VRゲームにおいてはアミュスフィアが相変わらず市場を独占していたが、そこにARマシン「オーグマー」が殴り込みをかけてきた。

人間の脳内まるごとトリップするフルダイブ機能を搭載したVRマシンに比べ、オーグマーは覚醒状態で使用するものなので、その安心安全便利さからあっという間にゲーマー達に広まっていった。

 

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オーグマーを使ってプレイできるゲームの代表格とも言えるARMMORPG「オーディナル・スケール:通称OS」

 

OSは、同じくARゲームであるポケモンGOで言うところの「ポケモンが狩れるようになった」感じのゲームであり、例えば「福岡タワーにジュゴン出たらしいよ!」「マジ!?倒してポイント稼ぎに行こうよ!」という風に現実世界のフィールドに、オーグマーを通して視認できるモンスターが現れる仕組みになっている。

彼女のアスナやハーレムの側室達がOSにハマっていき、VR世界の神であるキリト君も試しにプレイしてみることにするが…

 

ある時は命がけ、またある時も命がけな修羅場をくぐり抜けてきた彼らが果たして普通のゲームをプレイできるはずもなく、キリトくん達はARの世界でも困難に巻き込まれていくのであった…

 

sao-movie.net

 

  • 監督:伊藤智彦
  • 脚本:川原 礫・伊藤智彦
  • 音楽:梶浦由記
  • 制作:A-1 Pictures
  • 配給:アニプレックス

 

 

 

主要キャラクター

SAOシリーズからほぼ全員が出演しています。しかし、中にはリーファちゃんのように「剣道部の合宿がある」と言う制作側の都合により、物語序盤でスタメンを外される人もいました。チョイ役で懐かしのキャラも顔を出したりしますが、物語の主軸に絡むのは以下の人たち。


キリトくん(本名:桐ヶ谷和人)
CV 松岡禎丞

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主人公。SAOをクリアに導いたビーター、通称「黒の剣士」。
現実世界での戦闘が主流となるOSでは「ラグがある」と言うVRゲーム廃人ならではのクレームをぼやくが愛するアスナさんのために頑張って1日で慣れる。

総務省のお気に入りの駒で、度々ゲーム関連の厄介事を解決するよう命令される。

 

 

 

アスナさん(本名:結城明日奈)
CV 戸松 遥

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正規ヒロイン。閃光のアスナの異名を持つ美人。彼氏に日記を勝手に見られても怒らないどころかおっぱい枕をしてくれる。芯の強い女性です。

女性キャラが多く登場するSAOシリーズにおいて本作では「真のヒロインは誰なのか?」をハッキリ見せつけてくださります。



ユナちゃん(本名:???)
CV 神田沙也加

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OS内でARアイドルとして登場する架空のキャラクター。
劇中戦闘BGMの役割を果たす初音ミク。

ゲーム内の戦闘で彼女が登場し、歌えば色々ボーナスが付くので、エンカウントしたプレイヤーは萌え豚になる。ただのお人形さんかと思えばそんなことはなく、物語の重要な鍵を握っているのは言うまでもない。

 

 


エイジくん(本名:後沢鋭二)
CV 井上芳雄

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OS内でゲームランク2位に位置する廃人。
プレイスキルは恐ろしく高いが、ビールのステマをしながら歌う鼻歌が恐ろしく下手。
「ARゲームでもチートができる」を証明するシーンは必見。

 

すぅいっち・・・。

 

 

 

重村教授
CV 鹿賀丈史

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オーグマー開発者、東都工業大学電気電子工学科教授。
4000人の死者を出したSAO事件の首謀者である茅場晶彦の恩師。
テロリストの師だけあって、今作ではオーグマーとOSを使ってやらかす。

 


ユイ
CV 伊藤かな恵

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病んだプレイヤーの心をケアするSAO内のAI(人工知能)だが、見た目は黒髪ロング幼女。キリトくんとアスナさんの娘的存在であり、ゲームにおいてAIならではの何でもありなサポートを発揮する。

正直彼女がいなければ今作は全滅エンドだったんじゃないでしょうか。

 

 


シリカ(本名:綾野珪子)
CV 日高里菜

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SAO内でキリト君が落としたファンの1人。可愛い。

本来はビーストテイマーとしてドラゴンを操るプレイスタイルだが、そう言う機能はないOSでは肉弾戦一択の戦闘スタイルを強いられる。

本作では終始キリト君のバイクの後ろに乗りたがっていたが、終ぞ願いが果たされることはなかった。


 


リズベット(本名:篠崎里香)
CV 高垣彩陽

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キリト君に惚れていたアスナさんの親友。色々察して身を引いた悲劇のヒロイン。

 

 

 

シノン(本名:朝田詩乃)
CV 沢城みゆき

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GGO内でキリト君と出会ったみゆきちボイスの女の子。
現実世界では正当防衛で1人殺っているので、他のキャラクターよりも一線を超えた存在。アインクラッド編界隈が物語の主軸となる本作ではあまり活躍しないのでは?と思っていたが、結構見せ場あり。

シノンさんのはサービスです。

 


クライン(本名:壷井遼太郎)
CV 平田広明

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SAOに長い間クソお世話になっていたプレイヤーの1人。
物語序盤で理不尽な暴行を受け退場するが、クライマックスでやってくる。
新世界で会おうぜ。

 

 


エギル(本名:アンドリュー・ギルバート・ミルズ)
CV 安元洋貴

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飲食店を経営する既婚者。青やら金の髪色をした若者たちの中に1人、スキンヘッドのおっさんが混じるという世界の住人。斧が強い。

 

 

 

茅場晶彦
CV 山寺宏一

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SAOを生み出したゲームデザイナー。SAO事件の後も度々ファントムになって登場し、キリト君に助言をしたり生きる者にちょっかいをだしたりする。今作でも背後霊として友情出演。

 

 

 

知っておいたほうが良い用語

今作…というかSAOシリーズはとにかく専門用語が多いです。主に横文字達。最低でもこのくらい知っておけば物語は理解できるだろうたぶん!と言う単語をピックアップしてみました。

 

SAO生還者(サバイバー)

リアル死にゲー「ソードアート・オンライン(SAO)」をクリアした人たちの総称。死の恐怖を乗り越えた彼らは凝りずに今日もゲームをする。

 

 

帰還者学校

SAOサバイバーが通う学校。皆2年ほどゲーム付けだったので、そりゃ勉強とか遅れまくっているし専用のカリキュラムは必要だよね。劇中では帰還者学校の生徒全員にオーグマーが配られたりしているみたいですが、ゲームがトラウマになってる生徒とかいないんですかね。

 

 

スイッチ

仲間と攻撃を交代すること。「スイッチ!」とみんなに聴こえるよう大きい声で言いましょう。スキル発動後のプレイヤーの硬直時間をサポートしたり、回復したりするために行う。

 

 

浮遊城アインクラッド

ゲームであるSAOの舞台で、100の階層があるクソ広マップ。2年間ぶっ続けでプレイしても75層までしか行けない。茅場晶彦はクリアさせる気なかったやろ。

キリト君とアスナさんはこのアインクラッドで出会い、親睦を深めていったので一説では出会い系の舞台でもあるとされる。

 

 

 

大体のあらすじ

2026年、世は正に大AR時代!
街を歩く人は皆耳に付けている…それがARデバイス「オーグマー」。

拡張現実を利用してフィットネスやアウトドアなどが楽しめる夢のようなマシン。

 

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そんな折、ARデバイスゲーム業界のキラーコンテンツであるARMMORPGオーディナル・スケール(OS)が巷で大人気。オーグマーを装着すれば現実の世界にモンスターが現れて戦うことができたり、町並みもダンジョンっぽくなったりするゲーム。

 

あっという間にARゲームのキラーコンテンツになったOS。
ある時「OS内にアインクラッドのボスモンスターが現れる」と言う情報がキリトくんやアスナさんの耳に届く。

 

クラインなどSAOサバイバーと共に出現ポイントに行ってみると、たしかにそこにはアインクラッドで見たボスがいるではないか。ARアイドルのユナの歌やランク2位のプレイヤーであるエイジ君の登場もあり、なんとかボスの撃破に成功。キリト君は彼女にかっこいい所を見せようと奮闘するが、ARに慣れてないので転んでいた。

 

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描いてから気づいたけど、このシーンほんとは反対向きです

 

 

そんな感じで普通に懐かしいボスを楽して行く流れかと思ったが、そこはあなたキャッチコピーにありますように「これはゲーム、そう思っていた」ってなもんで。

 

ボス撃破後、各自解散の流れとなったがSAOサバイバーであるプレイヤーの1人がエイジくんから闇討ちに遭う。エイジ君はその後もSAOサバイバーにしバトルを仕掛け、割と実力者であったクラインもボコされ音信不通になる。

 

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ボコボコにした犯人は鼻歌を歌いながらビール飲んでおました。 

 

 

クラインと連絡が取れないことや、懐かしのボス出現に違和感を覚えたキリト君は便利なAI娘ユイの協力を仰ぎOSやオーグマーについて調べていく。

 

一方、アスナさんは相変わらずノリノリでOSをプレイしアインクラッドのボス狩りを楽しんでいたが、突然現れた強ボスの一撃により「SAO時代の色んな思い出や嫌なことがフラッシュバック」し、その結果SAO時代の記憶が無くなったしまった。

 

実はオーグマーにはプレイヤーの記憶を抜き取るクソシステムが搭載されており、アスナさんを始めとしたSAOサバイバーの記憶が次々と抜き取られていく事件が地味に発生していたのであった。

 

オーグマーのクソ仕様に怒ったキリト君は開発者の重村教授の研究室に凸したりするも、特に解決には至らず総務省の得意先にチクりを入れる。しかし、オーグマーのプロジェクトは割とデカイ規模で動いているからそんな簡単に止められないのよ~ん、まぁなんとかしてみるわ!と軽い返事が返って来るのが中盤までの流れ。

 

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シノンと一緒に頑張ったりもするけど根本的な解決にはならず。

 

 

 

SAOサバイバーの記憶を奪う理由

ランク2位のエイジ君もまたSAOサバイバーであり、彼は重村教授の指示でSAOサバイバーの記憶を奪っていた。全ては、重村教授の娘でありエイジ君の想い人でもあった重村悠那をAIとして生き返らせるために。

 

重村悠那はSAOプレイヤーの1人でエイジ君と一緒にアインクラッドで過ごしていたが、安全圏外に出て死亡してしまっていたので帰還者となることはなかった。アインクラッドにいた人間の記憶から悠那に関する情報を集めて人格を再構築し、AI悠那として復活させるのが重村教授の目的だった。

 

ARアイドルとして登場するユナ(通称・黒ユナ)と、キリト君に助言をしたりしてくれるユナ(通称・白ユナ)はどちらも実在していた重村悠那が元になっているが、それぞれの役割は異なる。黒ユナはSAOサバイバーから記憶を回収するための広告塔であり、白ユナは回収された記憶で作られたAI。

 

 

 

ライブ会場で突然に

黒ユナのライブに、帰還者学校の生徒が無料で招待されると言うあかんフラグがビンビンなイベントが発生する。ライブで歌うユナの裏でキリト君はエイジから事の顛末を聞かされる。帰還者学校の生徒=SAOサバイバーが集められた会場で、一気に記憶の回収を行うというのだ。

 

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真相を聞き出したキリト君UC

 

 

ステージで一曲だけ歌った黒ユナは消え、代わりに会場中にアインクラッドのボスモンスターが大量出現する。全てはSAOサバイバーに思い出のボスをあてがい、集団トラウマを発生させ記憶を回収するために…。

懐かしのスカルリーパーさんもいるよ。

 

白ユナ曰く「会場の人間全員の記憶を高出力スキャンすれば死ぬ」らしく、結局今回も命がかかったクソゲーとなってしまったオーディナル・スケール。このままでは多勢のボスに一気にトラウマ見せられ記憶を奪われた挙句死んでしまう、どうすりゃいいのさと絶望していた僕たち観客に茅場晶彦のファントムがこんなことを教えてくれた。

 

「オーディナル・スケールって、SAOのサーバーに残っているシステムを流用して作ったやつですよね」と。突然のOSとSAOって無関係じゃないんだよアピールから畳み掛けるように、またも白ユナ曰く「実は奪った記憶はSAOサーバーに隠してるんで!アインクラッド第100層のボスを倒せばなんとかなります!」と。

 

 

黒の剣士さん無双してめでたし

これまた実はオーグマーに隠されていたフルダイブ機能を使い、紆余曲折(アッサリ書きますがココが一番熱かった)あって見事ラスボスを倒したキリト君御一行。最後はお得意のチートを見せて会場中のボスを消し去り、白ユナも消え去り、重村教授の犯行は総務省のコネでもみ消され「SAO will return」の文字とともに今作の幕は閉じる。

 

 

 

主題歌・劇中歌がアツい

エンディングでは藍井エイル…ではなくLiSA氏の歌が流れ、劇中では梶浦由記さんのメロディに乗せて神田沙也加さんの歌声が聴けるんですが、これが良かった。

主題歌「Catch the Moment」は疾走感あって好きです。

 

www.youtube.com

 

期間生産限定アニメ盤

アスナさんのジェケットが目印ぃ!

 

収録曲

  1. Catch the Moment(主題歌)
  2. リングアベル
  3. Merry Hurry Berry

 

 

 

 

個人的な感想

面白いか面白くないか天秤にかけた結果…とても面白かったです!途中で「あー、何か記憶を集めて復活させる的な流れかな」と言う風にお話の方は何となく察しが付きましたが、最後の予測不可能の展開や、ちょいちょい入る熱い演出など心の加点方式により100億まんてんです。

 

 

 

ファンであるほど楽しめる

当たり前田な話ですが、最低でもアインクラッド編のアニメを視聴済みじゃないと今作は理解できないと思うので、未視聴の方はもー今すぐ見てきて下さい。

 

  • SAOアニメアインクラッド編だけ見る ➡ まぁ70%くらい楽しめる
  • SAOアニメ全て見る         ➡ 120%楽しめる

 

最終的に「アインクラッド第100層のボスを倒す」と言う流れに持っていくとは思っていなかったので、ラスボス戦は終始鳥肌でした。原作では途中の階層でSAOゲームクリアとなるため、僕的には「なんやまだボスおるのに」と引っかかるモノがあったんですが、まさかそれを映画で解消してくれるとは思わなんだ。

 

また、なぜSAO世界を出す必要があったのか?という理由がしっかりしていたし、SAOサーバーの存在がチラチラ見えたり伏線もばっちりだったので、ただのファンサービスに留まらない熱い展開になったんじゃなかろうかと思います。

バトルシーンの作画も、アニメーター様様のクオリティでした。気を利かせまくったユイが懐かしの衣装やステータスも換装してくれたり、マザーズ・ロザリオに被るユウキの幻影とか演出部分も最高でしたわ。

 

 

命の次は記憶を賭して

最終的には命の危険を回避するため!になりましたが、キリトくん本来の目的は奪われたアスナの記憶を取り戻すこと。それもSAO時代の記憶限定ということで人によっては消したい思い出でもあるし、別にいいんじゃないの~と思うかもしれませんが…

そこでアインクラッドで交わした「一緒に流星群を見よう」と言う大切な約束がキリト君の行動の重要な動機づけになっていて、ハァ~よくできてんなと感じました。

またSAOの記憶を失っているはずのアスナがソードスキルである「マザーズ・ロザリオ」を発動させたシーン…これもまたユウキとの絆の下りを思い出してじんときましたな。

 

そして最終的にユナはSAOサバイバーの記憶の中で生きているんやでと言う…


完璧やないかーい!

 

 

 

ARならではのバトルも見逃せぬ

ARゲームの舞台は現実世界ということで、VRゲームのようにハイジャンプしたり必殺技を出したりはできず画的には迫力が無くなっちゃうのかな?と言うのは無用な心配でした。現実的な動作が細かなアニメーションで表現されているのを見たら、逆にもうトンデモ能力はいらないんじゃないかと思うほど。

またエイジくんの高速機動っぷりを見て「こんな動きリアルじゃ無理無理!身体能力高すぎだろ!」と思ったらそれはもう制作陣の思惑にまんまとハマっていただけだったという(後にパワードスーツ的なもので身体強化をしていることが判明する)

エイジくんとのバトル以外は基本的に人外のARモンスターとの闘いでしたが、もう少し人型の敵、あるいは他プレイヤーとの闘いも見たかったですね。

けど公式サイトのHow To オーディナルスケールによると鍔迫り合いとかできないらしいので、そもそも対人戦は想定していない仕様だったのか…。
運営さん(重村教授)アップデートヨロシク!

エイジくんのオーディナル・スケール講座

http://sao-movie.net/special/comic/

 

 

 

SEが存分に鳴り響く館内

SAOやALOでは斬撃音もちょっとデジタルチックでしたが、OSではモンスターの剣と斬り結ぶ際には鈍い、あるいは甲子園バッター並の高い金属音が鳴り響きまくりでした。これは現実感を重視したからでしょうか?序盤のサムライとのバトルでは文字通りSEが耳に残りましたね。プレイヤーは鼓膜ぶっ壊れないんだろうか。

 

 

歌をバックに闘うなんて

今作ではバトルの度にARアイドルユナが歌ってそれが戦闘BGMになるという、正直最初は緊張感にかけるのうとか思ってましたが…軽いノリの時はアイドルらしいポップな歌を歌うし、91層のボス戦なんかでは重々しいメロディの歌を歌うしで場面によって曲調が変わるのは良かったですな。普通にマクロスを思い出しました。

せんきゅー神田沙也加さん。

 

 

 

シリカちゃんが可愛い

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突然衆人環視の前で歌い出すシリカちゃんを見て「あれ、ヒロイン交代じゃね?」と思ったお客様、僕以外にもいるはずです。(ヒロインを)スイッチ。

 

 

 

その他良かった要素

物語の本筋以外にも色々と印象に残った要素だったり、気になった点、小ネタなどがあったのでまとめてみました。

 

 

サントラが欲しくなる梶浦由記さんの音楽

 

TVアニメ版でも音楽を担当していた梶浦さん。他に魔法少女まどか☆マギカなんかでも作曲しており、コーラスが入る深みのある楽曲を制作されるので有名です。

 

僕はTVゲームのゼノサーガシリーズがキッカケで梶浦さんの曲と出会い、以来植松伸夫さんや光田康典さんなどと並んで好きな作曲家さんの一人となりました。

 

オーディナルスケールでは劇中のインスト曲はもちろん、ユナの歌も作曲されています。「longing」「delete」「smile for you」…前述したように、時にはポップに時にはシリアスに、それぞれのバトルの雰囲気に合った曲調になっています。

 

その他劇中オリジナル楽曲はもちろん、SAOのお馴染みなテーマも流れたりしてTVアニメでは味わえない全力全開梶浦ワールドを体験できました。

 

 

 

UIが相変わらず魅力的

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相変わらず近未来感溢れるUIのデザインが個人的にはツボでしたねー。程よく現実的というか、いずれはこんなデバイスができるんだろうなぁと思わせてくれる表現。またHPゲージなどゲームに関わるステータスは勿論、日常で使うSNSや代金支払いの際に出てくる文字などかなり細かく作り込まれていた気がします。設定資料集が欲しいところである。

 

 

にやりとする小ネタ

序盤でアニメ「WORKING!!」の舞台であるファミレス「ワグナリア」が登場したりと言う、ちょっとした遊びも色々ありましたな。からあげクンのデジタルクーポンやPOPPOROビールなど企業ネタが目につき、思わず帰りにローソンに寄ってしまいました。買ったのはサラダとコーラだけど。

 

 

あと、キリト君の日記読み上げからのベッドインは普通に良いシーンなんだけど、いかんせんおっぱい枕するもんだから会場からはクスクス笑いが起きてて僕も何か笑いました許羨(ゆるせん)

 

 

 

 

疑問点など

映画を見ただけでは理解しづらかった点やココはもうちょいこうしてほしかったな~という点などまとめてみました。

 

 

ランク上げの重要性

「キリトパパ!OSはランクが全て!ザコのまんまじゃエイジには勝てへんで!」と言う下りは、ゲーム内順位がプレイヤーにどう言う影響を及ぼすのかもう少し描写して欲しかった感があります。例えば単純にランク上位ほど最大HPが増えるとか、攻撃力が加算されるとか。

 

事前に映画公式サイトの「エイジくんのオーディナルスケール講座」を読んでいたのでなんとなく理解はできましたが…

 

そんな中で「ラグがある」とぼやいたりゲーム序盤ですっ転んでいたキリト君が一晩でランク1桁まで順位を上げる姿を見て弱虫ペダルのああああ!ぐるぐる!!眼鏡のチート人を思い出しましたやっぱ愛の力ってすげぇなと思いました。

 

 

 

バトル描写が高速すぎる問題

ちょっとTVアニメ版SAOシリーズに比べて、動きが速すぎ何やってるかわからない場面がありました。AR戦闘はさすがに現実感重視ってことで、そんなに違和感はありませんでしたが(チートエイジくんの高速機動くらい)、ラストのVR戦闘は合宿先からリーファちゃんが来たり他の仲間も駆けつけたり人数が増えたせいもあってどう言う戦いをしてるのか目が追いつかない感があり…

 

と言ってもキリト君の連撃やアスナさんのマザロザ演出など魅せるところは魅せる、という感じだったのでそういう意味では緩急があって良かったのかもしれませんな。

 

あーわかった円盤買って何回も見るよオッケーアマゾン。

 

 

 

そして物語は続く

「SAO will return」の文字から推測され、各所でも散々言われているとおり、次はアリシゼーション編がアニメ化されるようですね。

 

原作10巻に及ぶお話の密度は今までの比じゃないので劇場版はまず無いでしょうが、TVアニメでやるにしてもFF7リメイクの開発並に時間がかかるでしょうからね。ちょいちょい端折ることになるのか…

 

どちらにせよまだまだ終わらないSAOの世界、増える横文字、楽しみだずぇ!

 

 

 

おわりに

今作は完全にファン向けの作りになっており、シリーズファンであれば恐らく問答無用で楽しめる作品になっていると思います。

TVCMは「ARゲームが舞台のアニメ映画なんだ~」と初見さんが興味を持つような作りになっていましたが、最低でも1期のアインクラッド編は見ていないとまずなんのこっちゃわからんでしょう。

 

TVアニメ1期をリメイク、あるいは過去作品と繋がりのない完全オリジナルストーリーを作るなどすれば新規のお客さんも取り込めるだろうなぁ、と言う謎目線。

 

なんというか、オーディナル・スケールはSAOを知らない人にも見て欲しいくらい映画として良い作品だったんですよね。今でこそポケモンGOでARの認知度も上がっていますが、今作の構想・制作開始はポケモンGOが話題になる遥か前から行われていただろうし…そのへんの作者の着眼点も素晴らしいことこの上ないですわ。

 

シリーズに興味がある方はぜひ一度見てみるのをオススメしますぞ。

 


公開初週土日で観客動員数30万人超え&興行収入4億円突破で、3月10日からは4D版の上映も始まるようで、まだまだ客足は伸びそうで良かったです。


そんな感じで超面白かったオーディナル・スケールの感想でした~。

 

 Fin!!!!!!!!!!!!!!!!!